JA南アルプス市「貴陽」のトップセールスに参加しました

2025/07/26大田市場で実施されてたJA南アルプス市「貴陽」のトップセールスに参加しました

山梨県南アルプス市で誕生した「貴陽」は、世界一重いすももとしてギネス認定されている品種です。ずっしりとした果肉で、しかも種も小さいので食べ応え抜群。コクのある濃厚な甘さと、キレのある酸味も素晴らしいです。

数少ない欠点は、栽培がとても難しいこと。100個の花があっても、受粉が成功するのは僅か7個と言われています。そのため量を取るためには沢山の人を雇う必要がありますし、せっかく結実したとしても近年の不安定な天候にも影響を受けてしまうとのことでした。今年に関しては、7月15日からの3日間で、250ミリの雨が降った地区があり裂果や落下の被害を受けてしまったとのことでした。

関係者様にお話を聞いていて興味深かったのは、「着色とおいしさ」の関係です。出始めの時期は、着色とおいしさがある程度比例するそうですが、ピーク時期(7月末以降)になると色は関係なくなり、薄くても十分美味しくなるそうです。
そのため、「地色がこれだけ抜けて、これだけ着色していれば糖度も十分」という基準を農協が示し、収穫適期の見本サンプルを展示することで生産者が色で判断できるように取り組んでいるとお話しをされていました。
この情報を今後バイヤーや消費者にお伝えすることで、野富の理念である「持続可能な食の未来へ」に貢献していけたらと考えます。

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