2025/06/23に大田市場で行われた「嬬恋村キャベツ」トップセールに参加し、その様子を取材いたしました。
日本一の産地・嬬恋キャベツの挑戦 安定供給と未来への展望
(トップセールス・スピーチ文字起こし)
JA嬬恋村 登壇者様:皆様、改めまして、おはようございます。
東京青果様、仲卸業者の皆様、並びに売買参加者の皆様におかれましては、日頃より嬬恋村のキャベツの販売にあたり、多大なるご尽力を賜っておりますこと、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
いよいよ嬬恋村のキャベツの出荷が始まり、早3週間ほどが経ちました。今現在の出荷量は4万ケースを超えております。今後の天候次第ではございますが、今年度の計画では1,825万ケースの出荷を予定しております。この膨大な出荷量を支えていただくには、やはりこの東京の一大消費地であります、大田市場の皆様のお力添えがなければ、到底さばききれないのが現実でございます。
昨今、生産現場におきましては大変厳しい状況が続いております。生産資材費や運賃の高騰など、生産者も厳しい状況に置かれていることは皆様ご承知の通りかと存じます。しかしながら、我々嬬恋の産地は、国民の皆様に対して供給責任を負っている産地であると自負しております。そのためにも、安定的な供給は絶対的な条件であると認識しております。
また、市場関係者の皆様におかれましても、大変厳しい状況であることは産地と同様であると十分に認識しております。日本の農業の将来を見据えるにあたっては、産地と市場、そして仲卸の皆様との連携した力が絶対に必要であると感じております。
嬬恋は標高700メートルから1,300メートルの高地で生産される、日本一の高原野菜の産地です。昨今の品薄状況においても、我々の供給によって相場が大きく崩れることがなかったのは、記憶に新しいことと存じます。端境期(はざかいき)であるこの時期に、我々嬬恋の産地が出荷するにあたりましては、間違いなく安定的な供給をさせていただくこと、また契約に関しましては一品たりとも欠品のないよう、覚悟を持って務めてまいりたいと存じます。
本年度も引き続き、JA嬬恋村のキャベツをご愛顧、ご贔屓いただきますようお願い申し上げまして、産地の代表挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
取材内容
トップセールス後に担当者取材した内容をショート動画にまとめました。
ご関心あればご視聴ください。
また、野富公式LINEでは実施されていたトップセールスの詳細や、その日初荷した注目の果物など原則開市日は毎日無料で市場の情報をお届けしています。こちらもよろしければご登録ください。
登録はこちら(リンク)から!
野富担当者の所感
国内市場を守るための「輸出」を含めた未来を見据えた挑戦と、今後の温暖化の高原野菜の需要増を見据えて安定生産を行い続ける決意。JA嬬恋村の担当者様からはとても熱が込められたお話を伺えました。
皆さんもスーパーで嬬恋村のキャベツを見かけた際には、その背景にある物語に想いを馳せながら、ぜひ味わってみてください。